学芸員Ｋも日本からアクセスして香港発のサイトを企業・団体、個人のものを問わず毎日見てきたのだから、当然香港でもこんなことはできて当たり前だと理屈ではわかっていました。そこがニューヨークのプラザホテルのロビーにおいてであろうが、モンゴルの遊牧民の住居ゲルの中であろうが、通信環境とパソコンさえあればできることは承知していました。でも、実際にやってみて、ちょっと感動しました。……何に感動したのかというと、
香港で自分のサイトを見たことがです。（いや、皆さん、拍子抜けしないでください……）
場所は学芸員Ｋが香港でもっとも愛する街、旺角の、許留山の旺角支店です。
2006年1月1日、夜10時ころ、家族で旺角を散策してホテルに戻る途中、息子がマンゴープリンを食べたいと言うので、許留山に寄って妻がテイクアウトで注文してレジの前で待っていました。その間、お客の出入りが激しくて店内に居づらくなった学芸員Ｋと小さな息子は、外でしばし待っていました。
……ふと、ガラス張りの店内を見ると、レジとは別の出入り口の近くに、お客用のインターネット閲覧の端末モニターが置いてあることに気がつきました。
本サイトを2005年の5月に開設して以来、今回が初めての香港旅行だったのですが、香港で自分のサイトにアクセスして見てみることは、旅のメモ帳「香港ミニノート」にも「今回やってみたいこと」として書いておいた、トライしたいひとつの懸案事項だったのでした。
で、このチャンスを逃すまじ！と、店に入ってキーボードに向かい、アドレスバーにURLを打ち込んでみました。
すると、通信状況がよかったからなのか、光ファイバーだったからなのかはわかりませんが、いともあっけなくポンッという感じで、しかし当然音もなく静かに、見慣れたトップページが現れました。日本語の文字コードが入ってたようで、文字化けはありませんでした。
ここに、その、2006年1月1日10:00PMころの、アジアの中国の南端の香港の九龍の旺角の女人街近くの許留山のテーブルの上のモニターの画面に映った「香港なんでもケンショウ堂」のトップページを写した写真を掲載します。（そんな、大げさな……） |
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もちろん感動しているのは管理人の学芸員Ｋだけなのは重々承知しております。
でも香港を愛する学芸員Ｋにとって、香港の下町の、地元の人々が行き交い日常の活気にあふれる繁華街の夜の雑踏の片隅で、自分がデザインして作ったサイトに人知れず静かに対面したのは感動的でありました。
学芸員Ｋにとっては深く静かで大きな出来事でしたが、横で見ていた小さな息子に「どうだ不思議か？」と聞いたら「ううん」と首を横に振ったので、ズッコケました。（嗚呼……）
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しつこいですけど、少しカメラをひいた図。
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しつこいですけど、さらに少しカメラをひいた図。黄色い丸で囲んだところにキーボードとモニターが置いてあります。アジアの中国の南端の香港の九龍の旺角の女人街近くの許留山の前にて。
いやあ、いまさらながら実感しましたが、これが、これがネット社会というものなのかッ！
トップページを表示させたまま立ち去りましたが、いっそのことこのトップページを「お気に入り」に入れてしまえばよかった。
すみません、学芸員Ｋだけが感動してしまった話でした。（でもホントに感動したのです）
（2006.1.7）
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