大華戲院 看板拡大
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新大華戲院 〔即日放映〕（上映中）……だったのか！
『[王攵]瑰的故事』(ROSE)
（日本公開題名「マギー･チャンのストーリー・ローズ／恋を追いかけて）
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奮発して特大にしました。どうぞご覧ください。……あっ！拡大して見てみたら、看板の左下になんと「新大華 即日放映」って書いてあった！ 前のページで「どっちなのか……？」と書きましたが、前ページのアップから数ヶ月経って、今回このページで看板写真を拡大してみてわかりました。新大華戲院で「ただ今上映中」だった……。世紀を超えて判明しました。この写真、撮影後はサービスサイズで焼いただけなので、これまでこの小さな字に気がつきませんでした。
この大きな看板を彌敦道に面したところにデカデカと掲げ、奥まったところにある新大華戲院へ、道行く人々を誘っていたわけですね。
この映画、観ればよかったですが、当時は20日間いても映画を全部見きれないほど香港映画を上映していたので（香港でやりたいことは他にもたくさんありますし）、学芸員Ｋのほうで見るのをボツにしたのかもしれません。当時は学芸員Ｋもチョウ･ユンファを知らなかったし、看板もいかにも恋愛映画くさいというか地味でしたし。
それにしても周潤發（チョウ・ユンファ）と張曼玉（マギー･チャン）です。豪華すぎる顔ぶれです。嘉禾戲院のページでも書きましたが、マギー･チャンはともかく、チョウ・ユンファは当時は日本ではまったくの無名です。
看板が斜めに写っているからそう見えるのか、右の女性、マギー･チャンというよりも鄭裕玲（ドゥドゥ・チェン）に似てます。左はチョウ・ユンファというよりも桃太郎侍の高橋英樹。
それにしてもこのチョウ･ユンファ、嘉禾の『奇縁』と出演かけもちで同時期上映です。香港映画ではブレイクしたスターの複数かけもち出演・同時期上映はよくあることですが。
写真を見てわかるように、左の手前の看板と向こうの看板の間には、『[王攵]瑰的故事』のタイトルの文字がひとつひとつ、後ろに柱を立てて飾られています。その文字上に見えるたくさんのボツボツは夜間のライトアップのための電球なのでしょう、手間をかけた手作りのディスプレイは、当時の香港の映画館ならではのノスタルジックな味わいがあります。
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大華戲院 〔即日放映〕（上映中）
『幻彩年華夢如詩(SEX DREAMS)』
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この作品はよくわかりません……。英文原題はストレートですが、中文題名はいろいろ考えた末の命名なんでしょうか。 「○○○○○は詩のごとし」、という感じなんでしょうか？ ○○○○○の部分はなんとなくイメージは沸きますが意味がよくわかりません。
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手作りのディスプレイが
イベント感ある雰囲気
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入り口にあるディスプレイです。今ではなかなかお目にかかれない手作りの装飾です。
いかにもイベントっぽくていいですね。
『SEX DREAMS』の下をたくさんの通行人が歩いています。 |
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〔不日放映〕（近日上映）
『慾火焚身情難禁(DARK ANGEL)』
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近日上映のこの映画もよくわからないのですが、シンプルな英文原題に対して、中文題名は何やら説明臭くて身もだえするようななまめかしさを感じますデス。
英文題名『DARK ANGEL』の右に「児童不宜」（子どもには適さない）の表記がありますが、このような映画に限らず、普通の映画はたいてい「児童不宜」となっています。のちに、カテゴリー分けが1、2、3（実際はローマ数字）の3段階でなされ、１は子供向け映画やアニメあるいは一般映画でも基準を満たして子どもが観てもいい作品、２は一般映画、３は成人映画となっています。もちろんアニメでも内容によってはカテゴリー２になることがあります。さらに後になってカテゴリー２はＡとＢに細分化分され2Aと2Bになりました。写真を撮影した1986年当時はまだカテゴリー分けはありませんでした。 |
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